需要にコミットするデイサービス運営内容

儲かるデイサービスの特色
デイサービスにおいて利用者のニーズに応える事ができている施設とはどういった運営内容だと思いますか?
どんな業界でも需要が多いからといって必ずしも参入=集客に苦労しないという事ではありません。
当然、儲かる施設とそうでない施設が存在します。
経験上、特色を作る事が非常に大切になってきます。
これは利用者の多くがCM(ケアマネージャー)からの紹介によって
施設の見学・体験→契約→利用 となるからです。
CMが紹介しやすい施設とは分かりやすい特色が無くてはなりません。
また、CMとの信頼関係も非常に重要になってきます。
①施設を知ってもらう→CM事務所へ営業、チラシ配布など
②覚えてもらう→分かりやすい特色を作る
単純ですがこれができていない施設がかなり多くあります。
また利用者が一旦利用へと繋がったとしても後々、特色ある他の施設へ移ってしまう事も少なくありません。
そこで今回は特色となり得る物を紹介していきます。
施設の特色を作る
運動特化型のデイサービス
最近の流行だと「運動特化型」のデイサービスが特に人気の傾向にあります。
何らかの疾病で退院後に病院と同等レベルのリハビリが受けられる。
専門スタッフが在籍している。
これだけで利用先を考えている利用者やその家族がCMからの紹介を経て見学に来てもらえる可能性がかなり高まります。
また最近の高齢者の方は数十年前のデイサービスのイメージが色濃く残っています。利用者の親族の方が利用していたり、その内容を聞いている方が多いためです。
そもそも「デイサービスなんて行きたくない」そう言われる方の大半が椅子に座って皆で折り紙を折って…皆で歌を歌って…皆で手芸をしましょう…といった施設のイメージをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
運動特化型のデイサービスはそういった固定概念を覆せるだけでなく、在宅生活を続けたいと希望されている方に対しADLの維持や向上が期待できるため現状のニーズに非常にマッチしています。
そもそも現在は国の方針で基本的には機能訓練指導員が1名以上在籍していなければ運営自体が出来なくなっています。
※例外はありますがここでは触れません。
デイサービスの運営に当たっては『機能訓練加算』の取得が先ずは目指すべき方向性であると思います。
食事や趣味活動の中に特色を見出す
運動やリハビリ以外でも施設の特色は作れます。
特に食事を重視されている方も少なくありません。
「近所の方がここの食事が美味しいから」などと言って間接的に利用へと繋がったケースも少なくありません。
例えば施設の中で一から調理している。これだけでもひとつの特色になります。
外部からキットを取り寄せて湯煎しているだけという施設も少なくありません。
勘違いしないで頂きたいのはこれらがダメであるとは言っていません。
特色を作るという意味で食事に力を入れる方法もあります。
最近だと生ものを提供する施設も増えてきています。
施設で捌いた刺身を提供する何ていう施設もあります。
おやつを工夫しても良いかもしれません。
たかが、おやつと感じる方もいるかもしれませんが意外とそうでもありません。
おやつのクオリティを上げる事でひとつの特色としては十分に効果が期待できます。
趣味活動と聞いてニュースやYouTube等で見聞きした事がある方もいるかもしれませんが、某施設ではカジノの様な形態で運営している所もあります。
パチンコ台やスロット台などを設置している施設も中にはあるんです。
非常に特色があると感じませんか?
これが非常に重要なのです。CMからすれば施設へは通いたくないと言っている利用者がおり、家族はどうしても外出してほしい。板挟みになっている中で利用者の過去の経歴等からマッチする施設を模索します。
特色があれば紹介もし易く、気難しい利用者の方でも長く通ってもらえる可能性があると感じるはずです。
まとめ
なんとなく儲かりそうだら作ってみよう。なんて甘い業界ではありません。
大手の企業もいくつも存在しており数十年の歴史のある企業に新規参入をし利用者を獲得していくと考えると分かると思います。
しかしやりようはいくらでもあり、今後も需要は伸びていくと思われます。
需要に応える事ができれば今からでも新規参入は可能です。
今後も今回の内容を深掘りした記事を掲載していきますので、是非ご覧になっていただければと思います。