リハビリ特化型デイサービスの強み

1.リハビリ特化はなぜ利用者受けが良いのか。
・個別機能訓練加算
・定期的なモニタリング
2.在宅生活を続けたい方への需要
・ADLの維持・向上
・日常が活動的になる
3.リハビリ特化型のデメリット
利用者受けが良いリハビリ特化型
個別機能訓練加算について
リハビリ特化型のデイサービスでは個別機能訓練加算を算定します。
これは個別に組んだプログラムをリハビリ担当のスタッフが個別に実施する事で算定する事ができます。
病院のリハビリを想像してもらうと分かりやすいと思います。
スタッフが1人傍に付き歩行訓練を行ったり等といった光景を思い浮かべる方が多いと思います。
デイサービスにおいても同様です。個別に事前に自宅の居住環境や本人の身体状況、希望などを加味して個別機能訓練計画書という物を作成します。
一人ひとりに合わせて作成した計画書の内容に基づいて1日あたり数分~数十分程度、個別に機能訓練(リハビリ)を行います。
定期的なモニタリング
個別機能訓練加算において定期的なモニタリング(評価)が必須となっています。
長期目標と短期目標の設定が必須であり、短期目標は概ね3か月以内に評価を行い内容の再考をしなければならないとされています。
つまり個別機能訓練加算を算定している事業所を利用する事で定期的に専門家による身体機能の評価を受ける事が可能となります。
ADLの向上は在宅生活を続けたいとの希望のある方や、その家族にとっては非常に重要な課題であり、現状を維持あるいは向上できる可能性のある施設へ定期的に通うことができるのはとても需要にコミットしていると言えるでしょう。
定期的なモニタリングによって目に見えて現状を把握する事ができ、施設によっては数値化する事でより詳細に現在の身体状況を本人、家族へ伝える事ができるのです。
在宅生活を続けたい方への需要
ADLの維持・向上
先程、説明しましたが、高齢化が進む中で住み慣れた家での生活を続けたいという希望を持つ方はかなりの割合を占めます。
ADLの維持や向上は独居での生活者が増えている中では必須と言える課題であると言えます。
リハビリ特化を謳う施設はそれだけで近年の高齢者の需要にマッチしていると言えます。
日常が活動的になる
一週間のうち例えば3日通うとします。
今までは家でのんびり過ごしていた方が3日間数時間の外出の機会を獲得できる。
それだけではなく運動の機会も得られる。
かなり日常生活が活動的になります。
定期的な運動習慣を得られる事は簡単な事では実はありません。
デイサービスに通うという事に付加価値として運動が付いてくるとも考えられます。
これだけで利用を希望する方が他の施設に比べて多くなる事が分かるかと思います。
リハビリ特化型のデメリット
では、リハビリ特化型のデメリットはどういった所でしょうか。
まず人件費がかかります。専門職になるため医療系の国家資格を持ったスタッフが常勤で必要になります。
介護職に比べて医療系のスタッフは給与相場が高めですのである程度の投資が必要です。
それから機能訓練を行うある程度のフロアが必要となります。
テナントを借りて行おうと考えている方には、やや選択できる物件が狭くなってしまいます。
計画書の評価や作成、自宅へ訪問し居住環境の評価も定期的に行わなくてはなりません。
個別機能訓練の算定においては、この書類関連の負担が最も大きくなります。
時間や労力がある程度必要となる作業です。
まとめ
近年の傾向を見るに個別機能訓練の算定は必須と言えるでしょう。
人員や労務の負担が増えるため簡単ではありませんが検討はすべきです。
また、売り上げの面でもかなり大きなウエイトを占めますので是非、検討してみてください。
今後ももっと詳細に解説したブログを発信していきます。
定期的に覗いてくださいね☺