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デイサービスに通ってよかったこと 利用者と家族の声から考える施設選び

ケーさん

デイサービスが自分や家族に合うかを考えるとき、実際に利用した人の声は参考になります。ただし、同じ施設でも、楽しみにしていることや必要な支援は人によって違います。

この記事では、私が利用者や家族から聞いてきた声を、個人が特定されない形で五つのテーマに整理します。発言は要旨として紹介しており、利用者全体を対象にした調査結果ではありません。個人の感想を、すべての人に当てはまる効果として受け取らず、見学で確認したいことを考える材料にしてください。

1.家にいるときとは違う会話ができる

利用者からは、自宅でテレビを見て過ごすことが多かったが、通うと話し相手がいて楽しい、という声を聞いてきました。家族から、表情や家での過ごし方の変化を教えていただくこともありました。

ここで大切なのは、人が多いことだけではありません。会話の速さ、声の大きさ、席の位置、職員の関わり方などによっても、話しやすさは変わります。

初対面の人に自分から話しかけることが苦手な人もいます。見学では、職員が会話のきっかけをつくっているか、一人で過ごしたい時間も尊重しているかを見てみましょう。

「大勢の輪に入るのが苦手です」「耳が遠く、隣でゆっくり話してもらう方が分かりやすいです」と伝えると、人数の多さだけでは分からない相性を確認できます。

2.次に出かける予定が楽しみになる

次の通所日を楽しみにする声や、前日から荷物を準備するようになったという家族の話もありました。定期的に行く場所ができることが、日々の予定を考えるきっかけになる場合があります。

ただし、予定ができることを負担に感じる人もいます。朝の支度が慌ただしい、送迎の時間が合わない、帰宅後に疲れるといった問題があれば、楽しみだけを期待して回数を増やさないことが大切です。

見学時には活動内容に加えて、迎えの時刻や車内で過ごす時間、休息の取り方を確認しましょう。「何曜日なら通えるか」だけでなく、「その日をどんな気持ちで迎えられそうか」を本人と考えてみてください。

3.入浴を手伝ってもらえることが助けになる

自宅で滑ることが心配だったが、手助けを受けて入浴できるのがうれしい、という声があります。家族からも、自宅で入浴を見守る負担が軽くなったという話を聞いてきました。

この声が参考になるのは、本人が何に不安を感じているかを具体的に考えられる点です。浴槽をまたぐこと、服を脱ぎ着すること、他人に体を見られることでは、必要な配慮が異なります。

入浴設備があるだけで、すべての不安が解消するわけではありません。浴室の形、介助の方法、プライバシーへの配慮、入浴できない日の対応を確認してください。

本人が希望しない場合にどう相談できるかも大切です。入浴を受けるかどうかを、周囲の都合だけで決めないようにしましょう。

4.食事が通う楽しみの一つになる

家ではあまり作らない料理が食べられる、おいしい食事やおやつが楽しみだ、という声もありました。献立の変化や誰かと一緒に食べる時間に魅力を感じる人もいます。

一方、好みや食べやすさには個人差があります。写真でおいしそうに見えても、本人にとって量が多い、硬さが合わない、周囲が気になって食べづらいこともあります。

見学や体験の機会には、試食の可否と費用を確認し、食事の内容だけでなく、座る場所や介助の様子も見てください。飲み込みに不安がある場合は、普段の様子や医療職からの指示を事前に伝えます。

利用を始めた後も、食べた量や疲れ方を共有しながら調整していくことが大切です。

5.自分が役に立てる場面がある

片付けを手伝ったり、レクリエーションで周りを盛り上げたりすることに、喜びを感じる声もありました。支援を受けるだけでなく、自分のできることを生かしたい人もいます。

ただし、役割を持つことが全員の希望とは限りません。「手伝ってもらう方が本人のため」と決めつけず、やってみたいか、負担はないかを確かめる必要があります。

見学では、「家では洗濯物を畳むのが好きです」「人前に出ることは苦手です」など、普段の姿を伝えてみましょう。本人の経験や好みを、どのように日中の過ごし方へつなげられるかを相談できます。

得意なことを披露する場面だけでなく、気が進まない日に断れることも、その人らしく過ごすための大切な条件です。

よい感想を、そのまま施設選びの結論にしない

ほかの人の感想を、本人の確認事項に変える
1.感想を読む「会話が楽しい」「食事が楽しみ」など、重視された場面を知る。
2.本人に聞く自分も同じことを望んでいるか、負担に感じることはないか。
3.見学で確かめる席・活動・介助・休息など、本人に合う条件を確認する。

本文の声は要旨であり、全利用者を対象とする調査結果や効果の保証ではありません。

五つの声に共通するのは、本人にとって意味のある時間が見つかったことです。会話、入浴、食事、役割のうち、どれを重視するかは人によって異なります。

本人が大切にしたいこと見学で確かめたいこと
気の合う人と話したい席の調整や会話への橋渡しがあるか
無理なく外へ出たい送迎と利用時間、休める場所が合うか
入浴の不安を減らしたい必要な介助と本人の希望に対応できるか
食事を楽しみたい好み、食べやすさ、介助への相談ができるか
自分のできることを生かしたい希望する活動を選び、断ることもできるか

見学から帰ったら、本人が心地よかった場面と、気になった場面を一つずつ聞いてみてください。好意的な感想が出なくても、無理に利用を勧める必要はありません。本人の言葉を手がかりに、別の施設や過ごし方も含めて検討していきましょう。

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LIFE-POWERS
ケーさん
ケーさん
人生に力と彩を
高校まで野球一筋の人生。 強豪校で経験を積み怪我でプロの夢を断念。 経験を活かし柔道整復師の資格を取得。 接骨院勤務後、介護の道へと進み、大規模型の通所介護施設で施設長を4年務め社内の旗艦店へと成長させる。 様々な経験と知見を皆さんへ還元したいとの思いでブログ開設に至る。 趣味:野球、ゴルフ、スポーツ観戦、筋トレ
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