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初めての通所介護(デイサービス)利用ガイド

toshi

利用の流れ・費用・選び方まで解説


利用の流れ

1. 通所介護(デイサービス)とは?

通所介護とは、要介護や要支援の認定を受けた高齢者が、日帰りで施設に通い、食事や入浴、レクリエーション、リハビリ(機能訓練)などのサービスを受ける介護サービスのことです。
「家に閉じこもりがち」「入浴が不安」「家族の介護負担を減らしたい」などのニーズに応える重要なニーズを持っています。


2. 利用するまでの流れ

  1. 要介護認定を受ける
    市区町村の窓口で申請し、介護度の認定を受けます。
  2. ケアマネジャーと契約する
    担当ケアマネジャーが介護サービスの計画を立ててくれます。
  3. 事業所を選び、契約・体験
    見学・体験を経て事業所と契約します。
  4. 利用開始
    週に1~数回、事業所に通いサービスを受けます。

3. 費用はどれくらい?

通所介護の費用は介護保険が適用されるため、自己負担は1~3割程度になります。
(例)要介護1・1日7時間利用の場合:
1回あたり600〜1,000円前後(送迎・食事込み、負担割合1割の場合)

※別途、リハビリパンツ・パット代やレクリエーション費が必要な場合があります。


4. 通所介護を選ぶときのポイント

  • 立地(送迎範囲内か)
  • 施設の雰囲気・清潔さ
  • 職員の対応(挨拶・言葉づかい)
  • 利用している層(年齢・性別など)
  • レクリエーションの内容

できれば複数の施設を見学・体験し、本人に合うかを確認しましょう。

立地について

立地は場所の良さよりも自宅からの距離を考慮する事が重要です。
「車に長い事乗っているのが苦手」「車酔いしやすい」など施設内での生活以外で通所する事が嫌になってしまう原因となります。

施設の雰囲気・清潔さ

当たり前ではありますが、施設は利用者様を受け入れる事を前提としています。
それなのに駐車場にごみが落ちていたり、送迎者が汚かったり、トイレが汚い等
整備が行き届いていない施設は、ずさんな管理をしている悪質な場合も考えられます。
もちろん全部が全部ではありませんが最低限の管理ができていない様であれば一度、利用自体を考え直す事も考えた方が良いでしょう。

職員の対応(挨拶・言葉使い)

施設のカラーがとても出やすいのが職員の言葉使いでしょう。

見学時に施設内に入った際に元気な挨拶があるか。笑顔で対応してもらえるか。
言葉使いは丁寧か。これらは人として、とても重要な事です。
こんな最低限のマナーも守れない様であれば利用者様を受け入れるに値していないでしょう。

介護施設は人が人を助ける(介助する)のが前提です。
誰でも気持ちよく対応してもらえる方が良いですよね?

利用している層(年齢・性別など)

利用を考えるにあたって、どんな方が利用しているのかは知っておいた方が良い情報と言えます。
これは担当職員へ質問すれば答えてもらえますし、見学時に全体を見ると男女の割合や活気のある方が多いのか、それとも落ち着いた方が多いか。
年齢層は低いのか高いのか。。。などなど分かると思います。

せっかく利用を始めても自分と話の合う方や、同年代の方がいないと肩身が狭い思いをしてしまう可能性があります。

私も見学対応時によく「男女どちらが多いですか?」「おしゃべり好きな人は何曜日にいますか?」「麻雀が好きな方はいますか?」などとても多くの質問を受けました。

ぜひ自分の価値観と合うデイサービスを探してください。


5. よくある質問

Q. 認知症でも通える?

→ 通えます。認知症対応に強い施設もあるので、事前に確認しましょう。

Q. 送り迎えは家族が必要?

→ 原則として施設の車で送迎してもらえます。送迎時間帯は事前確認を。

Q. 食事制限があるけど大丈夫?

→ 現在ではほとんどの施設が対応しています。ただ、ペースト食など特食の場合には必ず事前に相談しましょう。


まとめ

通所介護は、高齢者のQOL向上と、家族の介護負担の軽減に役立つ重要な支援のひとつです。初めての利用には不安もあるかもしれませんが、情報を集めて準備すれば、安心してスタートできます。

「身体を動かしてみたい。」「毎日の介護に疲れた。自分の時間がほしい」など悩みがありましたら是非、介護施設の利用をご検討ください。

分からない事がありましたら下記のお問い合わせより随時ご質問をお受けしております。

LIFE-POWER
ケーさん
ケーさん
人生に力と彩を
高校まで野球一筋の人生。 強豪校で経験を積み怪我でプロの夢を断念。 経験を活かし柔道整復師の資格を取得。 接骨院勤務後、介護の道へと進み、大規模型の通所介護施設で施設長を4年務め社内の旗艦店へと成長させる。 様々な経験と知見を皆さんへ還元したいとの思いでブログ解説に至る。 趣味:野球、ゴルフ、スポーツ観戦、筋トレ
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